山形県米沢市にある米沢興譲館高等学校から、有志13名の生徒がAMPIを見学されました。修学旅行で近畿地方を訪れる中、いくつかの班に分かれて自分の好きな施設を見学しているとのことで、生徒の自主性を尊重している学校です。同校は、1886年(明治19年)創立で公立高校としては日本最古のということです。
本日AMPIを訪れた生徒は理系志望の皆さんということで、レーザ発振の原理やレーザ光線の性質などの基礎を解りやすく説明させていただきました。また実験室では種々の金属の性質や結晶形の違いを説明した後、ビスマス(Bi)という金属を実際に溶融し、凝固する際にきれいな結晶を形成する過程を観察しました。ビスマスの結晶は、「最も美しい天然の結晶」と云われ、アクセサリーとしてもよく見かけるものです。
最後にCO2レーザ加工装置を用いて来年の干支である『戌』を形取って作成した、アクリル樹脂製の置物を記念品として渡すと大喜びでした。本日学んだレーザ加工装置や多様な金属材料の知識がこれからの勉学に少しでも役立ってくれることを望みます。