AMPIでは「シニアファクトリー研究会」を立ち上げ、働く意欲ある元気なシニアの方々が生き甲斐を持ってものづくりに携われる環境の構築を目指し、その問題点と課題について検討を開始しました。
研究会の第1回オープンセミナーとして「脳情報科学が拓く近未来社会」を開催し、関心のある多くの企業の皆様が参加されました。
先ず、弊所ものづくり支援センター長の高瀬公宥から、シニアファクトリーの具体的なイメージとその思いを紹介したのち、特別講演として、情報通信研究機構・脳情報通信融合研究センター(CiNet)副研究センター長 田口隆久様より、人間の脳の働きについて現在の研究最前線のお話をして頂きました。ひらめきの脳情報科学、脳内情報の取り出し技術、脳認知機能の修正技術など、脳を理解することは人間を理解し、多くの方々が気持ちよく暮らせる社会を形成することにつながっていることを学習しました。
「シニアファクトリー研究会」ではこれからも多方面における関連事項の調査を行い、シニアファクトリーのあるべき姿を構築すべく研究を進めていきます。
注)CiNet: Center for Information and Neural Networks, 脳情報通信融合研究センター